キーワード 陰陽言詞 -総覇陰陽連 特別監修-
【術式・技 2】
白蓮虎砲

清弦の得意技。獣爪顕符を発動させて、己の右腕に巨大な爪の呪装を施し、攻撃を加える。爪の呪装はそれぞれの指先に鋭い爪があり、とくに人差し指は巨大な刃物のように長くなっている。その切れ味は鋭く、軽く一振りするだけで斬撃を飛ばして、巨大なケガレの四肢を引き裂くことができる。十二天将の一角である“白虎”を呪護者に持つ、清弦ならではの技だ。
白蓮虎砲(繭良)

父・清弦も得意にしていた、十二天将・白虎の代表的な技。己の腕に巨大な爪の呪装を施して相手を攻撃する。清弦は右腕だけ呪装を施すことが多かったが、繭良は両腕に呪装。その形状も清弦より大きく、ゴテゴテとしている。白虎の巨大な呪力により自分が張った結界の中からの攻撃も可能。その力をコントロールすることに慣れていないため、技に磨きをかけるのはこれからだ。
朱染雀羽

十二天将・朱雀の呪装。通常は古びた剣だが、天翔顕符で呪装することで、大型の剣へ変形。さらに翼を広げたバックパックのような形態へと進化する。バックパック形態では空中を自由に飛び回り、数多くの翼を使って攻撃も可能!これは陽流1080、陰流3900からなる陰陽術の中でも唯一の能力。高い攻撃力だけでなく、飛行能力で作戦行動に数多くのバリエーションをもたらすぞ。
纏神呪

自らを守護する十二天将の力そのものを身に纏う奥義。霊符を使うことにより発動させられる。発動後は己の力を数十倍に引き上げ、パワー・スピードや呪力も大幅にアップ。強敵を圧倒する。だが発動して5分を過ぎると、全身に痺れがきてその後数時間は戦闘不能に陥ってしまう、諸刃の剣でもあるのだ。
金翅鳥煉極烈羽

十二天将・朱雀を継承する士門が、ここ一番で繰り出す大技。両腕に呪力を集めた状態で、空中から標的めがけて一直線に降下。矢のように相手を貫いて大ダメージを与える。胴体にクリーンヒットすれば、婆娑羅をも絶命に至らしめるほどの威力を持つが直前で回避された場合のリスクもきわめて高い。まさに両刃の剣と言うべき、必殺技だと言えるだろう。
玄帝武鬮 陣の亀盾・絶禍

十二天将・玄武の雲林院憲剛が得意とする技。鋼殻顕符を用い、そろばんに呪をかけることで発動。呪力を込めたそろばんの玉がバリアーとなって、敵の攻撃をオートで防いでくれる。集団での戦闘時、自分の味方を守るのに大活躍してくれる技だ。ただし、憲剛の場合はこれを有料で行う。その価格は、一回の戦闘での基本料金が五万円、ガード一回につき一万円に設定されている。
玄帝武鬮 陣の亀鏡・殲魄

十二天将・玄武の雲林院憲剛が使用。玄帝武鬮の応用技で、張り巡らせた呪力のバリアーを攻撃に活用する。ペットボトルの水に呪を込め、猛スピードの水鉄砲として放つ。すると、標的の周囲に現れたバリアーの間を次々に反射して、さまざまな角度から標的を撃ち抜くのだ。全身を強烈な水流で貫かれた敵はもはやハチの巣。相手の死角からも攻撃が可能で、確実に敵を捉える。
霜天龍驤之自在

十二天将でもトップクラスの強さを誇る、青龍・水度坂勘久郎の得意技。龍鱗顕符を使用して発動させる。己の両腕に龍の爪と鱗を呪装させ、その腕を猛スピードで長く伸ばして攻撃する。伸ばした腕はあらゆる方向から相手を捉え、先端の爪と固い鱗で血肉を削り取る。攻撃された相手はチェーンソーで襲われたかの如くバラバラになってしまう。
勾殿陳坐

十二天将の一角である“勾陳”五百蔵鳴海の得意技。持ち歩いているハンマーに星震顕符で呪装を行い、己の体以上に巨大化。それを大地めがけて振り下ろすことで、巨大な砂の手を現出させ、ケガレを攻撃する。また“type牛騎”では、牛頭型に変化したハンマーを振り下ろすことで、鋭い突起を大地から隆起させる。大地の力を統べる“勾陳”ならではの技と言えるだろう。
天元空我

十二天将“天空”勝神コーデリアと、彼女の傘下たちによる呪装。コーデリアと4人の傘下、合計5名の陰陽師で行う大がかりなもので、現存する陰陽術の中でも最大級。傘下4名が四肢装符を発動後、コーデリアが闘神顕符を発動させることで出現。巨大ロボットのような外見で、大型のケガレとも互角以上の肉弾戦を繰り広げる。その圧倒的なパワーは、まさにケタはずれだ。
曇天死桜大内鑑

十二天将“大陰”膳所美玖の技。たて笛で式神を操る、膳所式神歌の十八番。小さなぬいぐるみの大軍を、魔軍顕符で式神として始動。人間の数倍にまで巨大化させた状態で、集中攻撃を行う。かわいい見た目とは裏腹に、強大な力を持つ式神たちのタコ殴りは、十分な訓練を受けた陰陽師でも耐えきれないほどの大ダメージを与える。
久遠・無影交響詩

十二天将“天后”御幣島すばるの得意技。式神・天后の力で作り出した銃火器攻撃を得意としているすばるだが、その中でも最大級の威力を誇るのがこの技。巨大なバスターランチャーを具現化させ、標的を砲撃。高い呪力を誇る、強敵1体を殲滅する際に使われることが多い。そのすさまじさは、十二天将の力を受け継いだ繭良が全力で放った攻撃を相殺し、呪装を打ち砕くほどだ。
虎闢・須佐之男

十二天将“白虎”を父・清弦から受け継いだ、天若繭良の必殺技。清弦が得意とした一撃必殺の構え、虚空・倶利伽羅を彷彿とさせるフォームから、大きく広げた両腕の呪装で相手を切り裂く。その威力は、女性陰陽師最強といわれる御幣島すばるを以て一目置かせるほどの強さを誇る。今後、繭良の成長とともに、さらなるパワーアップを遂げる可能性を持つ技だ。
結界

専用の呪符を使い、侵入不可能な結界を作り出す技。結界は人一人が入る程度のものから数メートル四方に至るものまで、術者が調整できるようだ。外側から内側に侵入することはもちろん、内側から外側に出ることもできなくなるため、防御だけでなく標的を閉じ込めるためにも使われる。高い強度を誇るが、強い呪力を持つ者の攻撃を受けた場合は、壊れてしまうこともあるようだ。
止縛法

相手の動きを封じ込めるため、使われる技。発動に至るまでの詠唱時間が短く、すばやく発動することができる。ただ、その効力はそれほど強くなく、上級のケガレや婆娑羅の動きを制するには至らない。しかし、止縛法で相手の動きを止めている間に、さらなる大技を発動させるといった戦略的な使い方ができるため、戦闘では大いに役立つ技の一つと言えるだろう。
呪詛

さまざまな物や人に呪いをかけるための、呪いの言葉を指す。繭良が氷鉋との戦闘で使用した『八つ目の荒籠鎮めの呪詛(ヤつメのアラコシズめのトコイ)』は、物に呪詛をかけ、それに触れた者に呪いを送る古い邪法。呪いを受けた者は七日七晩病に苦しみその後、血を吐き命を落とすと言われている。繭良はこれを自らにかけて氷鉋にも呪いを移そうとする、捨て身の作戦を決行した。
霹靂天掃

雷を弾き返す、雷除けの護法。聖丸・氷鉋との戦闘に際してのミーティングで、士門が対策の一つとしてあげていた。繭良はこの対策にヒントを得て、雷が乱反射するように氷鉋を結界内に封印。さらに自身に呪詛をかけることで氷鉋が雷撃を自分に向けるよう仕向けたうえで霹靂天掃を発動。結界内で、相手の力を利用しての自爆攻撃を行った。仲間を守るための、決死の策と言えるだろう。
百禍追葬

禍野と現の間に張られた結界を修復する封印術。複数の陰陽師によって発動させる。封印したいポイントを中心にして、星型に散った陰陽師たちが各ポイントで詠唱を開始。術の発動準備ができると封印札が光り、光の柱が立つ。そのまま同時に詠唱を完成させると巨大なセーマンが出現。その中央部分の結界を修復・復活させる。広い範囲に対して、発動させることも可能だ。
飛天駿脚

陰陽師が戦闘の際に使用するオーソドックスな呪装。スピードアップの効果を持っており、防御力を上げる鎧包業羅等とあわせて使用されることが多い。ろくろは聖丸と戦った際、攻撃に全呪力を集中させるため、鎧包業羅を解除して飛天駿脚を発動。呪力がカラッポになるまで素早いパンチの連打を打ち込み、相手を押し切って勝つ…という捨て身の戦略に使用した。
七恨縛鎖の法

相手の自由を奪う止縛法の上位呪術。人間の持つ五感+意感(意識)の“六恨”に加え、呪力そのものも封じ込めることが可能。志鶴は手持ちの武器で地面に五芒星を打ち込み、その枠内に標的を誘い込むことで術を発動させた。この術を成功・維持させるには繊細な呪力のコントロールが求められるため、力任せの戦い方を得意とする五百蔵家の人間が使うのは意外とも言える。
我刃引命の儀

膳所家傘下筆頭・波切十蔵の得意技。自分の持つ剣で相手の攻撃を受けることにより、相手の呪力を吸収。それにより、相手の呪装を解除することができる。そして、剣に呪力を吸収し、どんどん巨大化させていくことが可能だ。だが、巨大化した呪装を留めるのは難しいうえ、そちらに力を奪われ他の呪装が消えてしまうことも。バランスのよい使い方が求められる技だ。
魔山鳴動嚴

五百蔵家当主補佐・五百蔵軍記の得意技。両手に持ったハンマーを大地に向かって振り下ろすことで、周囲の地面を操り、巨大な岩石のパンチを繰り出す。五行の力を操り、大地の力を操る十二天将“匂陳”の力を再現した技。その規模は十二天将に及ぶものではないが、次代の当主候補としてその力を受け継ぐ者に、ふさわしい技と言えるだろう。